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エレジー 私の余裕は舞う

人生にはロス・タイムというものが存在する。最近、サッカー中継時の前後半の45分経過後に訪れるプラスαの時間をアディショナル・タイムと呼ぶようになったが、そのロス・タイムではない。言葉通りのロス・タイム(空費時間)だ。

(ちなみにloss timeは和製英語、2010年の夏に日本のサッカー協会の方針でこの呼び方は変更された。さらに言及すると本来のロス・タイムはプレー中に発生する待ち時間のことで、それを前後半それぞれの終わりに追加することで埋め合わせをするという仕組みになっていて、この追加時間のことをロス・タイムと呼んでいた。)

人と待ち合わせをするとして、相手を待たせないためにちょっと早く待ち合わせ場所に到着して相手を待つという時間が必要になることが多々ある。言い方は宜しくないが、これをロス・タイムとする。

1日は24時間あり、睡眠時間が8時間だとすると1日に活動出来る時間は16時間だ。その内にいったいどれだけのロス・タイムが発生しているのだろう。こればかりは人によって異なってくるので安易に答えを出すことは出来ないが、皆多かれ少なかれこういった時間を抱えている。この時間を活動の計画に入れることがとても大事なのだ。

主観的な表現にはなってしまうが、「こんなに時間があるから目一杯好きなように使うことが出来るぞ!」という考えは捨てていきたい。むしろ、「準備に必要な時間が合計で半分は必要になるぞ!」と思っていきたい。

具体的にいうと会社への出勤時間などだ。「9時出勤だから15分前に着いて作業に取り掛かれば問題ないぞ!」という生活習慣から、「何があるかわからないから1時間前到着を目安に動き出すぞ!」という感じにしたい。

こういった発想に至った経緯としては、「とにかく自身に余裕が欲しい」といった理由がある。9~12時の朝の勤務時間に予定通りに仕事を回せないことがある。その原因は時間の足りなさだけでなく心のゆとりにも問題がありそうだ。正直なところ、自分でも何をどうすれば最善の解を出せるかは良くわかっていない。だが仕事以外のケースでも、人との待ち合わせや、開館時間が決まっている公共施設の観覧の際に「もうちょっと早く来ていれば・・・」と思うことが頻繁にある。となると目前の問題の解決方法はただ一つ、早め早めに行動をするということになる。この視点から考えていくとロス・タイムというものが必然的に発生する。このロス・タイムを無駄な時間と考えて惜しみつつ行動するのと、当たり前に発生する時間と捉えて積極的に使っていくのとでは大きく異なる。仕事を回すスピードが滅茶苦茶速かったり、美術館を高速で回れたりする特殊な才能があれば、ロス・タイムをわざわざ作ることもないが、1時間かかる仕事を20分で抑える技量も美術館をじっくり観る以外に楽しむ方法も持ち合わせてはいないので、自分を優位に立たせたり心にゆとりを持つためにはどんどんロス・タイムを作っていく必要がある。

ここまで書いて気が付いたが、ロス・タイムではなく、アディショナル・タイムと呼んでも差し支えがない。家で本を読む時間を少なくして出勤の時間を早くしたり、パソコンをいじる時間を削って早めに美術館に行ってみる際に発生する増えた時間をアディショナル・タイムと呼んでも成立する。

先の活動の減らした時間をロス・タイムとするか、後の活動の増えた時間をアディショナル・タイムとするかだけの話だ。指しているものは変わらない。遅めの朝食か、早めの昼食かの問題と同じだ。

どんどん余裕を作っていきたい。

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