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足柄駅乗り換え紀行

関東には足柄駅が2つある。

・小田急線足柄駅(in神奈川県)
・JR線足柄駅(in静岡県)

の2駅だ。


この2駅は山によって隔てられていて、
その距離は27kmに達する。

これは新宿駅から船橋駅までの距離に相当するし、
京都駅からだとあともう少しで奈良との県境というところまでに当てはまる。
そして所要時間は約6時間とのこと。
つまり、両者の間に横たわる道のりは長い。

そんな2つの駅を乗り換え通路を利用して乗り換えできるという画像が
ネット上に流れている。もちろんネタ画像としてだ。
だが、この画像にはロマンがあるではないか。

change.jpg
こちらがそのネタ画像

川を越え山を越え、その先に同名の駅があるだなんて。
これはもう歩くしかないんじゃない?

ということで歩いてみた。
(ツイッターへの投稿は30分~1時間程ズラしている)




出発編
4:30に起床。

持ち物は
・500mlのお茶×1本
・パン×2袋
・男梅×1袋
・ハンドタオル×1枚
・財布×1つ
・文庫本×1冊
・iPhone×1台
・記録を取るようのノートとボールペン×1組
・念のための帽子×1つ

のラインナップ。
後述するが口にするものが圧倒的に足りないので
挑戦される方は是非とも準備を万全にしてもらいたい。


バナナを食べ、歯を磨き5:00に出発。
途中電車内で眠ることで体力を温存したりしながら7:20小田急線足柄駅に到着。

足柄駅~大雄山駅編



この時点ではまだ寒い。長袖の羽織るものを持ってきておいて良かった。
駅前には何もない。いわゆる田舎の駅といった感じだ。

ここから暫く車通りの多い通りを歩く。ひたすら歩く。
途中、富士山が見え隠れしていた。
この辺りはコンビニが多く、ちょっと歩くとすぐコンビニに出くわす。
しかしこの長い通りを終えるとコンビニはおろか自販機にもエンカウントしなくなるので
もし燃料補給をしておきたいなら大雄山駅辺りが最終地点だと思ってほしい。

大雄山駅付近に来ると一気に栄え始める。
飲食のチェーン店がひしめき合っていて、駅前もきれいだ。
そして平坦な道はここまでだ。
ここから峠を越えるまでは登りの坂しかない。
地獄の扉はきれいなものなのか?

ちなみに今回大活躍したのは男梅。
これをこまめにつまみながら歩いたのでシャリバテには一度も陥らなかった。
塩分を欠かさなかったのはこの子の存在があってこそ。10分に1粒は口にしていた。
私は1袋しか持って行かなかったが2、3袋あってもいいかもしれない。

あと飲み物は水かお茶が好ましい。
喉が渇くと水分が欲しくなるのは必然だが、
口にするものが甘いとついつい飲み過ぎてしまうし身体もだるくなる。
だから甘くない水かお茶をおすすめする。
量としては500mlであれば3本持っていくことをおすすめする。
私は1本で臨んだら節約して飲んでいたのにも関わらず峠の半分くらいで
飲み干してしまい辛い思いをした。

せめて下を流れている川の水を空いたペットボトルに詰められれば・・・
なんて考えたりもしたが下に降りる方法はないし、
上流でもないのであまり清潔なものではないだろう。
水分は十分に確保しておく必要がある。

食べ物については私はメロンパン1つとスティック状のバターのパンが6つ入った袋を1袋だけ持って行ったのだが、
シャリバテ防止にバターのパンを3袋くらい持って行っても良かったかもしれない。

気が向いたらおなかのすく前に食べ物を口にするという戦法を取ることでシャリバテを防いだのだが、
男梅を食べつつ、パンを30分に2本ずつくらい齧っていれば確実にバテずに済むと思う。
食べ物については持っていったものだけで余裕でしのげたが、
体調次第ではもう少し持って行った方が良かったのかもしれないという思いがある。
この辺はその人のおなかのキャパ次第で調整をする必要がありそうだ。

大雄山駅~足柄峠編


大都会大雄山駅を過ぎ去ると一気に田舎の風情を取り戻す。
駅から離れれば離れるほど自然の雄大さを思い知ることになる。
日陰のない坂道をただひらすらに登り続けることとなる。

途中ランナーなどもいらっしゃったが、恐らく彼らは峠の頂きに車を停めて、
上から降りてきて、また上へ戻ってという過酷なランニングをやっていた。
速い人は本当にすたすた登るが、遅い人は歩きの私よりも遅かったりする。
情けないとかどうとかの問題ではなく、それくらい勾配がきついのだ。
走り慣れていない人の足が極限まで鈍るのにも頷ける。
長いし急だし、これできちんと足を上げて走る方が難しい。
坂道を走るのに慣れていない私もたぶん彼らのようになったと思われる。

ちなみに山間の道に入るまでに足柄神社という神社がある。



坂道の右手にあるのだが、
ながーーーーい石の階段に出くわすはずなので
見落としようがない。
体力に余裕がありそうであれば一度参拝されることをおすすめする。
自然の中にひっそりと佇んでいる様がとても雅だ。

足柄峠の頂へ編


頂付近は勾配がとても急だ。
何でも15度以上あるとかないとか。
私は勾配表示を完全に見逃していたが、とにかくきついことはばっちり体感した。

速めのペースで歩いたこともあるが今回の乗り換えで唯一息が上がってしまった。
陽に照らされながら歩く山道は過酷だ。
だがこれを登り終えればあとは楽になる。
小田急足柄駅から足柄峠の頂までは距離的にも勾配的にもきついが、
これを乗り越えるとJR側までは距離も短いし坂も下りに転じる。
これが最後かつ最大の難所だと思って気合いで乗り切ってほしい。

ちなみに頂に自販機はあるものの、
500ml/180円のスポーツドリンクが売っているくらいで
残りは小さいサイズのお茶やコーヒーだったかココアだったくらいしか販売されていない。
前述の通り、スポーツドリンクは運動時にはあまり好ましくないので
峠を歩く前に購入しておくことをおすすめする。

ちなみに私はここでキンキンに冷えたココアと500mlのスポドリを購入した。
特にココアは格別においしかったので、
水分補給というよりも休憩の意味で飲む分には良いかも。
サイズも小さいので体が怠くなるほどでもない。

足柄峠~足柄駅編


11:15峠の頂きに到着。
この後は歩きやすいし楽だし、
そんなに構えなくてもここまでたどり着けた方にとっては楽な道のりになるであろうが、
そんなことはどうだって良い。

小田急側(神奈川側)から乗り換えることを強くおすすめする。
その理由は峠を越えてすぐ見える富士山の眺めが格別だからだ。
とにかく大きくて迫力がある。
しかも眼下の街並みと相まって雄大さを存分に堪能できる。
予習をしていたので富士山がどこかから見えることは知っていたのだが
まさかこんなにもデカデカとしたお姿を拝見できるとは。

富士山は取り上げられすぎていて聊か食傷気味になっていたが、
それでもこの富士山だけは一見の価値がある。

そして是非とも快晴の日を狙って行かれることをおすすめする。
ここがこの乗り換えの最大の醍醐味と言っても過言ではないかもしれない。
富士山の新たな一面を垣間見ることができる。

これが書けたから後はもう殆ど余談みたいなものだが、
峠を越えると(本当に!)すぐに静岡県になる。
そして静岡サイドは歩く人のために舗装された感がすごい。親切!
神奈川サイドはバスが通っていることもあり
車のための道という感じだったが、
静岡側はハイカー向けの閑静な作りになっている。

だから歩くのが楽しい。
説明用の立て札がやたらとあるとかそういったことはないのだが、
とにかく心地良くなれる。気分の問題であろうか。

しかし道には注意してほしい。
グーグルマップを使えるのであればこまめにチェックしておいた方が良い。
とにかく道が非常にわかりにくいのだ。
大きな通りを選んでいけばokということにならない。
2回程分岐があるのだが、両方とも小さく狭い方の道を進まなければいけない。
この辺りは先人の記録を見て予習した方が良いかもしれない。

そしてラスト2キロはちょっと不安になる。
2キロで終わることはわかっていても一向に山道を抜け出す気配がない。
残り500m近くになるまで山が続くのだ。
しかも山を抜けてもこんなところに電車が走っているなんて想像ができないほどの
山沿いの民家が続く。

地図的には何も問題がなくても、
歩いているとどうしても疑ってしまう。
それほど唐突に駅と線路と踏切が現れるのだ。

乗り換え成功編


そんな山道と民家を抜けて、12:20にJR線足柄駅に到着した。

7:20発だったのでぴったり5時間でフィニッシュ!
思ったよりしんどさはなかった!
そして次の電車が来るのが13:09とのことであったので
最寄りのコンビニでアイスを頬張る。うむ、幸せである。

あとがき






ある程度体が強くて本格的なハイキングをしたい人にはおすすめ!
普段運動していない人、子連れの方にはおすすめしない。
私は日ごろからランニングなどをして体を鍛えているし歩くのにも慣れている。
ただマラソンのような距離は走れないし、
山道を歩くことにも慣れていないので全く不安がなかったわけではない。


あと出発は早い時間が良い。
歩道が心もとないし途中から長い山道になるので日のある内でないときつい。
足柄駅の終電も気になるしね。
7~8時くらいから始めるとある程度涼しい内にスタートできる。

それから丁度同じ日に2時間遅れくらいで同じことをしている人がいたみたい。
同志は結構いたりするのかな。
実はこの後、電車で御殿場に移動するのだけどその際に切符を買い忘れてしまって
御殿場の改札で駅員さんに事情を説明してsuicaから落としてもらおうとしたら
乗車記録が小田急足柄になっているという指摘を受けたので
歩いてきた旨を伝えたら驚きながらもすぐに納得してもらえた。
驚かれたのは想定の範囲内だがまさかすぐに信じてもらえるとは!

ちなみに同日にチャレンジされたその方は4時間40分でフィニッシュされた模様。
私は相当速く歩いたつもりだったし休憩らしい休憩もしていなかったのにーなんて思いつつ、
後から調べると近道がいくつか存在していたみたい。
グーグルマップでは表示されない小道を通るともう少し短縮できるのかも。

足柄乗り換え成功後は御殿場に移動して初さわやかに挑戦!
今年の頭辺りに思い付きで高速バスを利用して御殿場にやってきたのだが
その時はさわやかが2時間待ちで
しかも到着が夕方であまり遅い時間に帰りたくなったということもあり
断念せざるを得なかった。

しかし昨日は13時半頃に到着していたし、
ある程度の待ち時間も予想していたので何とかなった。

待ち時間は1時間半~2時間くらいとのことであったので
近くをブラブラして時間をつぶし2時半過ぎに再入店。
3時前にはハンバーグにありついていた。

さわやかのハンバーグは赤身が少し残っているレベルの焼き加減なのだが
生っぽさはほとんどなく、程よくジューシーでとても美味しい!
東京にも出店してくれると嬉しいのだけど、
こういうのはそこで食べるからこその特別感というものもあるので
あまり過度な期待はせずにまた食べたくなったら
足柄乗り換え以外の手段で静岡入りすれば良いのだから。

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