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『凶悪』

リリー・フランキーが怖い

kyouaku.jpg

一年くらい前に一度見ているので今回の鑑賞が二回目になる。
とにかくリリー・フランキーとピエール龍が狂っている

その他、山田くん(リリーとピエールの過去を洗い出す主人公)の家庭事情は
実際の高齢者介護の現状を突きつけるようで考えさせられる。

しかし何よりもリリーとピエールの狂人っぷりを拝むことにこそ
本作の真髄があると思われる。

彼ら(特にピエール)は人を殺めることに一切の抵抗を持たないどころか
ある種の快楽を覚えてしまっている。

自分たち、いや自分以外に人権がないようなそんな空気が
この作品を歪んだ雰囲気として支配している。

ピエールは百歩譲ってそういった常識人のオーラが出ている部分もあるが
まさかリリーにこんな役どころができるなんて。
この人がおでんくんを生み出しただなんて・・・!

oden.jpg

焼却炉のシーン、スタンガンのシーン、その他諸々、
一切の悪びれや後悔がないどころか
さも当たり前かのように、まるで遊びでもするかのように
躊躇のない恐ろしい行動が映し出されている。

そういう意味ではまだピエールの方がノーマルだ。
最終的にピエールの方が操り人形だっていうこともわかるしね。

そしてラストもまた衝撃的なのである。
どんでん返しというわけではなく、
シンプルに物語を総括するような台詞をリリーが口にするのである。

薄々は気付いていたけど、やはりそういうことなんだなと。
この1つの物語の示唆するものは結局はそれぞれの正義なのだなと。

極論を言ってしまえば
リリーだって自分にとって好ましい状況になるように動いてきただけであって
誰かを不幸にすることを楽しみにしていたわけではないだろうし。

そんな諸々の仕掛を気にせずとも、
叫ぶとか喚くとはまた別の次元の
純粋な意味での人が狂っている様を観たい方には是非おすすめしたい。

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