求めない

自分のための備忘録として。


世の中には色々な考え方がある。

これは例えばの話。こちらが損をしてでも仲良くやっていこうというタイプの人もいれば、喧嘩になったとしても妥協点を相手の陣地に近いところに落としにかかろうとする姿勢で交渉していくタイプの人もいる。大雑把に言うとこの2パターンに分けることができる。

両方の性質を持ち合わせていてその局面に合わせて使い分けをする人だっている。人間は意外と器用なのだ。

生きていく上ではこの使い分けがとても大切になる。プライベートでもそうだし当然仕事でだってそうだ。戦うべき時は戦わなければならないし、引く時は思いっきり引かないといけない。

また仕事の話にはなってしまうが、今の私には対外的には引くこと対内的には戦うことが求められている。

対外的については顧客の要望通りに動く代わりに金額面は一切妥協したくなく、反対にこちらの希望を通してもらえばその分金額面は考慮するというスタイルでやっているのだ、上からの指令で金額面で折れても良いからとにかく仲良くやっていくように指示されている

一応営業なんだけどなー

と思いつつ、上の指示を無視するわけにもいかないので(腑に落ちてはいないし口答えはするものの)言うことは聞いている。

一方で対内的には仕事を受けすぎるきらいがある。ここ最近は上の方から仕事の割り振り方を考慮してくれているようで仕事量が少しずつ正常に近づいているけれど、性格上とにかく仕事を頼まれやすいし、頼まれたからには力の限り応えたいと思う。仕事を受ければ受ける程残業は増えるがキャパ的にいっぱいいっぱいになることはないのでなんとかやっていけている。

しかし隣の人が手を抜いているのに何でこっちにばかり仕事が舞い込んでくるのかという疑問が頭に浮かぶたびに何だか馬鹿らしくなってしまう。もう少し仕事を断るべきなのかもしれない。あまりの理不尽さにいつか取り返しのつかないベクトルの消耗をしてしまう恐れがある。

攻めたり引いたり色々と考えることはあるのだけど、こうもバタバタしていると段々と良いものと悪いものの違いが見えてくる。

例えば自分の味方になってくれる人とそうでもない人の違いだったり、自分にとって仕事を進めやすい顧客とそうでない顧客の違いだったりが具体的に見えてきたりする。特に顧客の場合はどこまでを担当するのかの線引きがきっちりできているかどうかがわかっている人程良い顧客であると思う。

打ち合わせをしていてそこを決めるのはあなたでしょーが!と思ってしまうような顧客は良いお客ではない。私が決める代わりにその分のコーディネート費を下さいと言えれば良いのだが、そんなわけにもいかない場合が殆どなので結局のところ薦め損になってしまうこともある。そこに費やした労力はこっちで持つべき負担ではなかったよねと思うようなことがあるのだ。

きちんと自分で決めるどころかこちらが色々と工面しなければいけない部分をわかりやすくまとめてくれるような顧客は楽で良い顧客だし値引きの一つでもしたくなる。

ここでタイトルに戻るのだが、こういった顧客はとても良いので自分の中で値引きの基準がその人になってしまう。そうなるとそこまではないにせよ話の早い人はその次くらいのランクになり、さらにそれよりも劣る場合は値引きなしになり、さらに~の場合はこっそり値上げをする対象になるといった感じになる。

つまり何が言いたいのかと言うと、顧客に求める基準が自然に出来てしまうのである。それでも求めて良い範囲とそうでない範囲があり、あまりにも酷い顧客についてはもうちょっとしっかりしてくれと割合本気で思ってしまう。

しかしそれはあまり良いことではない。

もちろん良くない顧客にはこちらが負担を受け持つ分の値上げはさせてもらうが、そもそもが平凡な人間である顧客に期待をしてはいけない。みんながみんな一番良い人レベルの仕事をしてくれるわけではない。

言い方は悪くなるが、ダメな人間だっていっぱいいる。自分だってその内の1人なのだ。そう考えると金銭関係のことは後回しにするとしてある程度は許容しなくてはならない。許容した上で値上げはするのだが、いちいちイラついていても仕方がない。

そして対内的なものについては、人にばかりあれこれ言う人間についても求めすぎてはいけない。その人がある程度の力を持っているとしたらそれはもう自然災害の1つと認識して通り過ぎるまで待つしかないし、どうしても嫌な場合は味方を作って守ってもらうか、その職場を去るかの二択しかない。

馬鹿らしいことで溢れているけど、自分だって人に迷惑をかけていると思えば少しはかわいく思える。もうちょっと視野を広げよう。

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