不条理劇

友人の芝居を観てきた。


不条理劇であった。不条理劇がとても苦手なので見ていてきついものがあった。原作ありきの作品ではあったのだけど、筋がしっかりしていなくて終着点も不透明なまま終演した。

極々個人的な範疇で意味を汲み取ることはできるのだけど、それを人に説明して納得してもらえるかどうかはわからない。そもそも感想なんて人に理解してもらうために出すものではないので、納得してもらえなくても構わない

その汲み取った意味をどう噛み砕いていくのかは何もわからない。良くわからない芝居を見て、なんとなくこういうことかなと考えて、それでおしまいだ。何かの折にふとその芝居のワンシーンを思い出したり、終演後の雰囲気を思い出したりするのかもしれないけれど、そんなのはこれからの話だし、今どうこうという話でもない

時間の無駄であったと言えばそれまでだ。終演後の役者面会にも顔を出さなかったし、その友人にその後で連絡を取るなんて言うこともしていない。

基本的に友人の関わっているものでもそうでないものでも、芝居を見た後は一人余韻に浸りたい。劇場を出た後にちょっと長めの距離を歩いてみるのがいつもの習慣だ。今回も誰とも関わらずに劇場を出た後は一人で駅2つ分程歩いた

余韻に浸りたい以外にも居心地が悪くなって帰りたくなってしまうのでそそくさと劇場から逃げ出すという側面もある。ある種同窓会的な場にもなっているので役者面会には顔を出しておきたい気持ちがありつつも、ほんのちょっと話せたらそれで満足してしまうので、長々と話すくらいならさっさと帰りたかったりする。要はコミュ障なのだ。仮に他の友人も来ていて、これから飲みに行こうとでもなったら厄介だ。一人にさせてほしい。

これもまた不条理である。

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