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賢い犬リリエンタール

賢い犬リリエンタールが世の中に出た当時、私は書店でアルバイトをしていて当時の漫画コーナー担当がこの作品を一押ししていたことを思い出して全巻購入してみた。ほんの4巻なので躊躇せずに大人買いした。


プロの一押しだったということもあったが当時は軽く流し読みをしてしまって「ギャグと思わせつつ泣かせに来る系のあれね」と適当に捉えていたけど、改めて読んでみるとその名作ぶりがわかる。

ギャグあり感動ありでしかも4巻しかないので迷っている人にもおすすめだ。ストーリーの根底には孤独からの脱却というものがあり、いかに孤独が辛いかと言うことと身近な人の存在のありがたみが伝えられている。絵がギャグ調なのでそのギャップもまたたまらない

話が進むにつれて話数以上に登場人物がどんどん増えていく仕組みなのだが、その辺りも身近な人の存在のありがたみを際立たせている。ストーリー自体は少し謎めいた部分もありつつ、登場人物の数がそれなりに多いということもあって複雑であることは否めないが、複雑さは複雑さとして一つの魅力だと言えるし、主人公を軸にして考えたときにその辺りは周辺でごたごたしているなーくらいのあまり気にしなくても本編には障りのない部分として捉えることもできる。深く読みたい人もざっくり読みたい人もどちらにも取っつきやすい。

読み込みたい場合はその複雑さに注目しても良いし、とりあえず筋だけ追うという場合はその辺は気にしなくても良い。複雑な部分をしっかり解釈しないといけないとなってくると作品としてのハードルが否が応でも上がってしまうが、その辺のハードルは最低限越えなくても良い様にできているので、大人でなくても十分に楽しむことができる

現在この作者さんは別の作品をジャンプで連載しているとのことだが、体調不良で長期休載をされているとのこと。その作品はジャンプの看板を背負うクラスの作品とのこともあって大出世を成し遂げているのだが、現状が現状なので心配になってしまう。ゆっくりでも良いからしっかりと復活してほしいと願うばかりだ。

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